野良猫のマーキング対策について
猫という生き物には、「テリトリー(縄張り)意識」という習性が備わっており、餌場やトイレ、寝床など、一定のルートを決めて行動しています。
猫が行うおしっこをかける行為のことを「マーキング」といい、自分のテリトリーを主張するために行なう行為となります。
例えば、一旦その場所をトイレと決めたら、必ずそこに糞をするというように、猫は場所に対する執着心がかなり強い傾向にあります。
ここでは、野良猫のマーキング被害対策について、ご紹介します。
猫は、肉球の不快感を嫌がるという習性がありますので、よく乾燥させた卵の殻を砕いて庭にばらまいておくと、その場所を避けて通ります。
砕いた卵の殻の上を歩くと、チクチクして肉球に不快感を感じるためです。
この習性を利用した対策グッズも販売されています。
トゲトゲのあるグッズであり、配置した場所は高い確率で猫はその場所を避けて通ります。
庭全体に配置するとなると、費用が数万円かかってしまうので、1m〜2m四方のエリアに適した対策となります。
猫は、柑橘類やコーヒー、正露丸などのニオイを嫌いますので、庭にまくことで野良猫対策となります。
しかし、この方法は一時的にしか効果を発揮しません。
最初はそのニオイを嫌がって寄ってこなくても、ニオイに慣れてしまうということと、その猫よけ策が警戒に値するかどうかを判断して、警戒に値しないと判断した場合には、大切な自分のテリトリーに戻ってくるというわけです。
猫は警戒心が非常に強いという習性もありますので、野良猫と目が合っただけでも逃げていくということはよくあります。
庭に入り込んできた野良猫に対して、大きな声で威嚇したり、大きな音をたてて威嚇することによって、追い払うことができます。
この音を嫌がるという習性を利用した、センサー付きブザーなどの対策グッズも販売されています。
しかし、この猫よけ策も、一定期間しか効果を発揮しません。
音に慣れ、警戒に値しないと判断すると、猫は戻ってきてしまいます。
つまり、猫は学習するということです。
本気で野良猫被害をストップするなら
野良猫による被害を抑えるためには、基本的には猫たちを追い払う方法がとられます。
これが糞尿や庭を荒らされるなどの被害を受けず、
しかも猫たちを傷つけることもないからです。
そのため、猫たちを追い払うためのグッズも販売されていますが、
なかなか思うように効果が現れないということもあるようです。
そんな中で、数多くの方々が野良猫を追い払うのに成功したグッズに人気が集まっています。
自力での対策に疲れてしまった方は、一度試してみてはいかがでしょうか?