野良猫対策に不凍液は有効か
野良猫が増え過ぎて迷惑していると言う話を耳にすることがあります。
猫嫌いな人にとっては、その姿を見るのもうんざりするのに、自宅の周りで24時間鳴き声やけんかの声を聴かされて、怒り心頭ということにもなります。
しかし、生半可なことでは野良猫対策はできません。
少し前に流行った透明のペットボトルに水を入れるやり方は、何ら効果が有りませんでした。
冬場に中の水が氷るので、不凍液を入れたという事例もありますが、結果は同じでした。
そもそも、猫が増え過ぎる背景には、それを養う人がいて、猫が繁殖しやすい環境が有るのです。
駆除の第一条件としては、餌を置かないことですが、相手も生き物であり、人道的な立場では、駆除を提唱する意見は少数派となります。
猫の数を効率的に減らしていくためには、猫に餌を与えている人たちとも、建設的な話し合いが必要になります。
そのための場を作ることも、自治会の中で求められるようになってきました。
猫嫌いの人も、猫好きの人も、野良猫の数が増えることを良しとはしていません。
この共通の意見から、周囲の野良猫の扱いを考えていくべきと定義した活動が、地域猫活動の始まりです。
飼い主のいない猫を殺したり駆除したりするのではなく、命あるものとして扱うことで、地域から野良猫の数を減らしていこうという作戦でもあります。
猫の数を増やさないためには、避妊や去勢を行い、餌やりや糞の始末は有志が責任を持って行うことが求められます。
また、人に慣れた個体は、里家探しをして、引き取り手を探すことも重要な仕事です。
このような活動が根付いた地域では、猫に対する苦情が殆ど0になったとの報告もあります。
同等の地域においては、水や不凍液入りのペットボトルを置く人はいなくなりました。
住民全体が猫を見守ることで、人が住みやすい社会を実現しているのです。
このような活動がある地域では、他の地域に比べて、住民同士の絆が深いと言われています。
本気で野良猫被害をストップするなら
野良猫による被害を抑えるためには、基本的には猫たちを追い払う方法がとられます。
これが糞尿や庭を荒らされるなどの被害を受けず、
しかも猫たちを傷つけることもないからです。
そのため、猫たちを追い払うためのグッズも販売されていますが、
なかなか思うように効果が現れないということもあるようです。
そんな中で、数多くの方々が野良猫を追い払うのに成功したグッズに人気が集まっています。
自力での対策に疲れてしまった方は、一度試してみてはいかがでしょうか？
